こんにちは、eigomob.comへようこそ!
今年もあっという間に年末です。あなたは今年の計画や目標をクリアできましたか?コロナの影響もあり、心残りが沢山あるという方も多いと思います。そんなご時世で今回のブログは、
今年言えなかったこと
というテーマでお届けします。と言っても、「今年あの人にどうしても告白できなかった・・」などという話ではありません。このブログでは、日常よく口にする一言なのに、私たち日本人が英語でなかなか言えないフレーズを私の独断と偏見でピックアップして紹介したいと思います。以下に紹介するフレーズを今年は英語で言えなかったという方も、来年からはぜひ英語でも言えるフレーズにしていただければと思います。それでは早速・・
挨拶・社交編 _____________________________________________________
「時間が経つのは早いですね」――この時期になると誰もが毎年習慣のように口にするフレーズです。これを定番の英語表現でさらっと言うなら “Where does the time go?” 学習教材などでよく見かける “Time flies.” と言ってももちろんOK です。
「遠いところお越しいただきありがとうございます」――今も昔も変わらず遠方のお客様をお迎えした時の決まり文句ですね。英語では “Thank you for making a long trip.” “Thank you for coming all the way.” などと言うことができます。all the way には、「遠路はるばる」という意味合いがあります。
「お二人はお似合いですね」――直訳しようとすると、悩ましいフレーズですね。英語ではこんな場合 “You two make a good couple.” と表現します。
「私たちは共通点が多いですね」――初対面の相手と会話する際には、まず自分との共通点を探るべし。これは全世界共通の社交術のようです。話が盛り上がった頃を見計らって “We have so much in common!” と言いましょう。誰かと仲良くなりたい場合の定番表現のひとつです。
「いつだって家族が一番です」――これと言って共通点のない相手には、誰もが普通に賛同してくれそうな話題を持ち出します。“Family always comes first.” と言えば、どの国の人でも大きくうなずいてくれるはずです。
生活編 ___________________________________________________________
「Mサイズをお取り寄せいただけますか?」――服を買いに行くと、気に入ったデザインのものに限って自分のサイズが在庫切れしていたりします。そんな時に思わず店員さんに言う言葉です。英語では “Could you back-order a medium size?” back-order は、商品が在庫切れした際に「(小売店が)取り寄せ注文する」という意味で使われる動詞です。
「並んでいますか?」――列に並んでいるかどうかを尋ねる表現です。これはシンプルに “Are you in line?” ちなみに「並んで待つ」は “wait in line”。
「お風呂に水をはってくれる?」――マニアックなお題ですみません!ちょっと意外ですが、これを英語では “Can you run the bath?” と言います。「お風呂に水を入れる」 = “run the bath” の runには「(水を)流す」という意味があるので、そこから来ているのでしょう。
「コートのボタンを掛けなさい」――冬場に親が子供に言いそうなフレーズです。風邪を引いてもらいたくないという親心から。英語では “Button up your coat.”
「その玉ねぎ炒めてくれる?」――「炒める」は fry かな? saute かな?と迷ってしまう方がいるかもしれません。実は、“Can you cook the onions?” でOKです。cook は料理に関してオールマイティーに使える便利な動詞なのです!
エンタメ・スポーツ編 ______________________________________________
「誰と誰の試合なの?」――このジャンルの一言は意外と日本人が苦手とするところです。英語では臨場感たっぷりに “Who’s playing who?”
「どっちのチームが勝ってるの?」 「ビッグキャッツが2対1で勝ってるよ」――“Who’s winning?” “Big Cats is winning 2 to 1.” 英語の場合、チーム戦であっても通常は主語がwhoとなります。2つ目のフレーズはもっとシンプルに “2 to 1 Big Cats.” でもOK。
「主演は誰?」――“Who’s starring?” starという動詞を覚えておくと、映画について会話する際にとても便利です。「主役を演じる」また「主役として使う」という意味があり、洋画の冒頭や終わりに表示されるクレジットで主演の俳優さんを紹介する際によく使われていますね。
「アイドル歌手の CJ が元カノとよりを戻したらしい」――“They say pop star CJ now got back together with his ex-girlfriend.”「~とよりを戻す」は “get back together with ~”。 ex-girlfriend の代わりに ex だけでもよいのですが、その場合は「元カノ」「元カレ」「元妻」「元夫」のすべてのケースに該当します。
「ジェットコースターには何歳から乗れますか?」――これ、英語では中学英語レベルのフレーズになりますが、たぶん多くの人が言えそうで言えないフレーズだと思います。英語では “How old do you have to be to ride a roller coaster?” となります。つまり、直訳すると「~するのにいくつになっていなければいけないか?」となります。この文型を一度覚えてしまうと使い回しが利きますよ!have to be の部分は need to be に変えても良いですね。「ジェットコースター」は英語では “roller coaster” になります。
仕事編 ___________________________________________________________
「あとどのくらいでできますか?」――“How soon can you finish it?” この表現は過去のブログでもご紹介しましたね。
「納品日を早めていただけますか?」――上司がスケジュールを早めろと言うので、業者さんには申し訳ないですが、こうお願いします。 “Could you move up the delivery date?” move up は「(予定や日程を)繰り上げる・前倒しする」という意味に使われます。
「後ほど折り返しご連絡します」――これはもう仕事のフレーズとして定番中の定番です。ですが、英語の電話がかかってくると、とにかく早く終わらせたくて、このフレーズをきちんと言えずに電話を切る方もいらっしゃるようです。次回からはこう言って電話を切りましょう。“I’ll get back to you later.”
「ちょっと用事が入りまして・・・」――“Something came up…” 何か相手との約束を変更・キャンセルしなければならなかったり、すぐに電話を切ったり、外出しなければならない場合の前置きフレーズで、当たり障りのない便利な英語表現です。come up は「(問題などが)発生する、生じる」という意味で使われます。
「コスト的にはプランAが一番です」――“Money-wise, Plan A is the best.” ビジネスの場では具体的かつスピード感のあるレスポンスや判断が求められます。そんな時に使えるフレーズのひとつがこれ。money-wise で「金銭的には」、time-wise で「時間的には」、operation-wise なら「運営のやりやすさとしては」といった意味になります。
チャット編 _______________________________________________________
「行き詰っちゃった!」――“I get stuck!.” “stuck” という表現をネイティブはとてもよく使うんです。「行き詰った」「足止めされた」「(物理的に)身動きができない」などの状態を表現します。
「それは好みの問題よ」――“It’s a matter of taste.” 日常会話の中に意外と登場するセリフではないでしょうか。ちなみに、matter という名詞にaがつく場合、theがつく場合、noが付く場合、そしてsがついて複数形になる場合では、それぞれ意味が変わってくることをご存知でしょうか?知らないという方はぜひチェックしてみてください。
「雨が降らなくてよかった!」――“Good thing it didn’t rain!” 「~でよかった」は文頭に Good thing をつけるだけ。『これってどういう文法なの?』などと難しいことを考えるのはやめましょう!
「やっとコツをつかんだぜ!」――“I finally got the feel of it!” feel は「感触」、“get the feel of ~” で「~の感触/コツをつかむ」という意味になります。
「この部屋であの言葉は禁句だよ」――“That word is off-limits here.” off-limits は形容詞で、もともとの意味は「立ち入り禁止の」。また、言葉に関して「使用禁止の」という意味があります。
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いかがでしたか?全く脈絡のないフレーズ集でしたが、少しでも参考にしていただければ幸いです。
ところで、年末ということもあり、最近、隣近所のドアの前に宅配のパッケージや段ボールが置かれているのをよく見かけますが、この時期くれぐれも「置き引き」には注意しましょう。昨年アメリカに行った際に、玄関先で「置き引き」する人のことを “porch pirate” と呼ぶことを知りました。直訳すると、「玄関先の海賊」。いかにもですね(笑)。
See you!