こんにちは、eigomob.comへようこそ!
年始から日本でもオミクロン株が猛威を振るっていますね。感染力が高いので、これまで以上に感染対策を徹底し、気を緩めずに第6波を乗り切りましょう。
さて、今回のブログでは、英語学習でいつまでも結果が出ない場合の原因について考えていきたいと思います。色々な学習方法を試してみてはいるけど、英語力が上がらない。英会話スクールのレッスンを結構長く受けているのに、思うように話せない。こうした英語学習のお悩みを抱えた人が何と多いことでしょう。また、「英語をマスターしたい」と決心し学習を始めたものの、道半ばで諦めてしまう人が多いことも本当に残念です。
結果が出ない英語学習には、主に『学習ゴールが明確でない』、『学習方法が最適でない』、『学習を継続できない』という3つの原因が考えられます。逆に、上記3つの要件を満たすことができれば、誰でも確かな学習成果を手にすることができます。では、以下に詳しく説明していきます。
学習ゴールを設定するー具体的にどうなりたいのか?
いつまでも結果が出ない英語学習とは、例えるなら、行先もわからないまま英語という大海原に漠然と船をこぎ出しているようなものです。英語を学習するにあたっては、まずは自分が求める成果を具体的に認識することから始める必要があります。つまり、英語を学ぶ目的を明確にすること。そして、それに基づいた自分自身の学習ゴールを設定するということです。
仕事で英語が必要という方なら、例えば「英語のメールをもっと速く書けるようになりたい」、「オンライン会議で外国人の発言をもっと聞き取れるようになりたい」、「外国人上司ともっとスムーズに会話できるようになりたい」、または「 TOEIC®のスコアをアップさせたい」など、求める成果もさまざまあると思います。ニーズが沢山あるという方は、優先順位を付けて自分の課題を順番に克服していきます。とは言え、英語の場合、書く練習は話すスキルに直結し、聞くことは読むスキルとも密接に関係しています。たとえどこに目標を定めて学習しても、それはあなたの英語力を総合的に高める結果につながります。焦らずに目標を一つひとつクリアしていってください。
学習ゴールを設定する上で大切なことーーそれは、できるだけ具体的で測定可能なものとすることです。上記の例で言えば、「もっと速く書けるように」、「もっと聞き取れるように」の「もっと」の部分を明確にします。例えば、「メールを1通につき10分以内で作成できるようになる」とか「発言内容を8割以上聞き取れるようになる」など、具体的で測定可能な数値に置き換えます。なぜなら、すべての改善は測定することで可能になるからです。また、期限のない目標設定は現実的ではありません。『いつまでに何をどのくらい』を盛り込んだ学習ゴールを設定することが必要です。
なぜその成果が欲しいのか?
学習ゴールを設定したら、改めて自分自身に問いかけていただきたいことがあります。それは、「私はなぜこのゴールを達成したいのか?」ということです。
言うまでもなく、英語はコミュニケーションのためのツールにすぎません。学習ゴールを達成したらあなたがどう変わるのか?何が得られるのか?または、気持ちがどう変わるのか?それこそが、あなたがゴール達成にチャレンジする大きな理由になります。
この「なぜ?」を常に意識し続けることが学習の継続につながり、あなたをゴール達成へと導く強いモチベーションとなります。
自分の現在地を確認する
設定した学習ゴールの達成に向けて正しく汗をかく、つまり最適な学習プランを実践していくためには、現在の自分のスキルレベルが把握できていなければなりません。目標レベルに対する自分の現在地がわかれば、後はそのギャップを埋めるためのアクションを取るだけです。
自分の英語力を具体的に確認する方法として、英語の4技能(読む、聞く、話す、書く)について、自分は、何が、どこまで、どんなふうにできるのか / できないのかを、できるだけ詳しく書き出してみることをお勧めします。現在、実際にできていること、できていないことをきちんと整理して文字にすることで、単に TOEIC®の点数などで英語力を判断するよりも、現実的な意味で正確な現状評価ができると思います。
この作業を終えることで、あなたが学習ゴールを達成するためにどんな技能をどれだけ向上させればよいかがイメージできるはずです。
学習プランは効率重視で
学習ゴール達成に向けた行動計画で最も重視すべきは効率化です。具体的な学習ゴールを持つこと自体も効率化と言えますが、ゴールに合わせた教材選びや学習対象等の絞り込みもとても重要です。実際、自分の目的には合わない教材を選んでいたり、「あれもこれも」と対象を広げ効率の悪い学習方法を続けている人が多いのは事実です。
単語を覚える場合にも、まずは自分のゴールに必要な分野のものだけに絞って覚えていきます。職場で使う英語のスキルアップを目指すなら、例えば自社の英文ウェブサイトを読みこなしたり、海外オフィスから発信されるメッセージに含まれる語彙や表現をすべてマスターすることから始める。また、競合他社の英文サイトの内容なども学習の素材として有効です。仕事で英語が必要なのに、海外のファミリードラマばかりを観て英語を学習しようとしても効果は見込めません。
まとめ
英語学習で結果を出すには、1)明確な学習ゴールを持ち、2)最適な学習プランに基づいて、3)学習を継続すること。学習のモチベーションを維持するコツは、自分がゴール達成を目指す理由を常に自分に問いかけること。
学習プラン作成のポイントについては、次回のブログでお話しします。
See you!