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日本への外国人旅行者の数は、年々増加傾向にありますね。そんな中、ちょっと意外な事実を知りました。それは、日本人のパスポート保有率です。昨年末時点で 17.5% ということで、想像していたよりはるかに低い数字なので驚きました。日本人にとって、海外旅行はそれほどポピュラーではないということになるのでしょうか?
では、本題に入ります。突然ですが、The proof is in the pudding. という英語表現をご存じでしょうか?これは、「物事の真価は、実際に体験してみて初めてわかる」ということを意味する英語表現です。日本語で言うところの「論より証拠」または「百聞は一見にしかず」と同様の意味で使われます。ということで、今回のテーマは、英語学習における『実践』のススメです。
英会話を習得するプロセスは、スポーツや楽器の演奏をマスターするプロセスにたとえられます。テニスをマスターしたければ、どれだけ理論やノウハウを覚えてイメージトレーニングを行っても、実際にボールを打ってみなければ埒があきません。また、ピアノが弾けるようになるためには、たとえ楽譜が読めたとしても、実際に練習しなければ指が思うようには動かないものです。同じように、英会話の習得には、英語を話す人を相手に『実践』を積むことが何より重要です。
英会話スクールに通っている人や、学習アプリなどで英会話を学習している人なら、言うまでもなく『実践』の大切さは身に染みていることと思います。ところが、英会話を習得しようとしているにもかかわらず、外国人に話しかけられそうになると、つい目をそらしたり、英語で会話する機会があっても、つい尻込みしたりする日本人がなんと多いことでしょう。でも、それにはいくつか理由があるということも、同じ日本人としてはよくわかります。
「日本人はシャイだから」と言われることがありますが、シャイというよりも、外人恐怖症に近いものがあるかもしれません。この原因のひとつは、ズバリ、外国人― 特に欧米人に対する憧れにあります。欧米人は、日本人にとって昔からファッションブランドの広告等における、言わばカッコ良さの象徴となっています。そのため、青い目で金髪のキラキラしたモデルのような欧米人を前にすると、何だかあがってしまい、頭の中が真っ白になってしまう人が少なくないように思います。そうなっては、本来聞き取れるはずの英語を聞き取れるわけもなく、話せるはずの英語をスムーズに口にすることもままなりません。私にもそんな経験があります。
WBCの決勝戦でアメリカ代表に挑むチームメイトに「憧れるのをやめましょう!」と語った大谷選手の言葉は、本当に的を射た一言だと改めて思います。例えば、あなたがとびきり素敵な欧米人を相手に英語で仕事の交渉をしなければならなくなり、彼/彼女の魅力に思わず圧倒されそうになった場合には、ぜひ大谷選手のあの言葉を思い出してください (笑) 。いや、実際に、英会話習得への道は、憧れを卒業するところから始まると言っても過言ではありません。
日本人の英語学習者が英語を積極的に話そうとしない根本的かつ最大の理由は、「間違ったらはずかしい」 「正しい英語を話せるか不安」 そして「もっとうまく話せるようになってから」チャレンジしたい、といったところに集約されるのではないでしょうか?英会話を効率よく学びたいのであれば「もっとうまく話せるようになってから」という考え方は捨てるべきでしょう。むしろ「実践しないからうまくならない」ということだと思います。なぜなら、スピーキング力は、自らアウトプットすることを通してのみ身に付くものであり、会話の実践なくして上達はありません。
読み書き中心の日本の英語教育の中で、私たちの英語の成績は、常に正解か不正解で評価されてきました。そのため、多くの日本人は、英語は正しく使わなければいけない、間違ってはいけないという意識が先に立ち、英語を使おうとする度に常に緊張を強いられる傾向にあります。こうした呪縛から解放されるためには、ぜひ英会話本来の目的を思い出し、発想の転換を図っていただきたいと思います。
そもそも英会話は、コミュニケーションであり、テストではないので、そこには正解も不正解もありません。コミュニケーションの目的は、意思を伝え合うことであり、最終的に言いたいことが通じればよいだけのこと。たとえ文法が正しくなくても、コミュニケーションが成立すれば失敗ではありません。会話の相手も、日本人が話す英語の文法の良し悪しなど、いちいち気にしてはいません。会話で大切なことは、あなたがどんな英語を話すかではなく、何を話すかにあり、相手の興味もそこにあるからです。こうしたことをまず念頭に置く必要があります。
私たち日本人が英語を臆せず話せるようになるためには、まずは前述のような精神的バリアや「自分にはできない」という思い込みを克服すること。そして、英語はコミュニケーションのツールという認識を持ち、完璧な英語を話そうという考え方を切り捨てることがとても重要です。一方で、そんな私たちが英会話の『実践』に臨む時には、それなりの準備も必要です。英会話が得意な人たちは、実は、そうした準備が得意な人たちなのかもしれません。次回は、実践のための準備と実践することの価値についてお話ししたいと思います。
See you!