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近ごろ流行っているらしい『のびしろ』という歌を聞いてみました。この歌、結構好きです!「まだのびしろしかないわ」というフレーズが元気をくれてとても良いですね。物事はすべてのびしろがあるからこそ楽しいのです。あの大谷翔平選手も、メジャーリーグで伸び悩んでいた数年前のインタビューで次のようにコメントしていました。「まだまだやることが沢山あるというのは、幸せなことじゃないかなと思います」これ、誰にでもすんなりと言える言葉ではないですよね?やっぱり、彼は凄い人です。
さて、英語を習得するための最大の秘訣は何でしょうか?それは楽しむことにあると思います。ちなみに、英語の習得に成功している学習者たちには、以下のような共通の特徴があるということです。
・ 英語学習へのモチベーションが非常に高い。
・ 英語学習が極めて楽しい。
・ 空き時間は英語の学習にあてる。
・ 一定期間、英語ひとすじに取り組める。
つまり、英語をマスターしている人たちは、外的要因にかかわらず、自らの自由意志で英語学習を楽しんで続けられる人だということです。また、こうした人たちは、目的を達成することと個人的な楽しさを得ることに、同等の価値を置いているということです。
使える英語を身に付けるためには、日々英語に親しみ、英語に触れることを習慣にしていく必要があります。そのために重要なことは、学習を継続するモチベーションと、そのベースとなるあなた自身の『英語を学ぶ楽しみ』を見つけることにあります。あなたは今、英語学習を楽しんでいますか?モチベーションは高いですか?英語の習得を目指すなら、何よりもまず「楽しい!」と思える自分なりの動機を持つことがとても大切です。
英語学習で感じられる楽しさというのは、新しいことを知りたいという好奇心が満たされたり、自分の成長を実感できたりした時の喜びによるものが大きいかと思います。外国人と交流してみたいという人は、何かしらの英語のコミュニティに参加して、自分の英会話スキルが上達していると感じられた時、SNSで海外ユーザーとメッセージのやりとりがスムーズにできるようになった時、英米の小説を原書で読みたいという人や、海外ドラマや洋画を英語のまま楽しみたいという人なら、自分の読解力やリスニング力が確かに向上していることを感じた瞬間に楽しくなるものです。
また、英語の資格試験で合格したり高得点を取ることで、大きな達成感が得られます。試験は、モチベーションを維持するための一時的なツールにすぎませんが、うまく活用すれば学習の大きな推進力になります。さらに最近では、YouTubeで自分の好きなテーマを検索したり、TED Talksで興味のあるプレゼンテーションを視聴したりと『英語を学ぶ』よりも『英語で学ぶ』という方法で、楽しみながら英語に触れている人も増えているようです。
いずれのケースも、「楽しい!」と感じられるのは、自分が今いるところが限界点ではなく、まだ到達可能な未知の領域やのびしろがあると感じられるからこそのこと。多くの人にとって、これが英語学習を続けるための理想的なモチベーションとなるはずです。
逆に「学習に対するモチベーションが続かない」「学習が楽しくない」という人は、あなたが欲しい英語力を得るためにこれまで実践してきた学習方法に問題があるのかもしれません。つまり、成果の出ない学習を続けてきた可能性があるということです。そんな人は、ぜひ、今の自分にとって最も必要なスキルアップは何かを再度分析し、その分野にフォーカスした効果的な学習方法やトレーニング方法を検討されるようお勧めします。成果を出すためには、1)具体的な目標設定と 2)目標に対する最適な学習・トレーニングの実践が不可欠です。
一方で、仕事で日常的に英語を使う外資系企業の人たちなどは、その多くが英語学習の本当の楽しさをなかなか見つけられずに、ひたすら英語と格闘する日々を送っています。そして、時おり、社内でのTOEIC®テストに備えて一夜漬けで学習してみたり、休日でも、ビジネス英語への対応を兼ねてと、とかく難しめの英文で書かれた書物に手を伸ばしたりしがちです。最初の数ページは読み進めることができても、結局は疲れてどこかで投げ出してしまう。私にもそんな経験がありました。仕事でそこそこのレベルの英語力が求められる人には、どういうわけか「難しい英語を読みこなさなければ」という一種の強迫観念があり、プライベートで英語の本を読む場合も、自分が楽しめそうな内容のものより職場のエグゼクティブたちが好みそうな内容の書物を選んでしまう傾向があるのです。
私も後々知ったことではありますが、実は、英語のスキルアップのためには、難しいことを実践するのではなく、易しいレベルで量をこなすことが極めて重要だと言われています。易しいレベルの英語に沢山触れることで、英語の総合力が底上げされていくのです。そして、ポイントは、楽しめれば量をこなせるということです。
そこで、業務上やや英語疲れしているという皆さまには、ぜひオフの日に、肩の力を抜いてストレスなく読み進められる易しい英文を、ご自身の興味のある分野・内容で多読することをお勧めしたいと思います。このごろでは、日本で人気の漫画やアニメの英語版も数多く出ているようですので、お好きな方は、そんな素材で英語を読むのも楽しいのではないでしょうか。楽しみながらシンプルな英語に数多く触れていくことが、やがて職場での英会話や英語の瞬発力向上に嬉しい形で貢献してくれるはずです。
英語学習に関していつも厳しい道を選びがちの人は、今後はぜひ楽しむことを念頭に発想の転換を図ってみてください。何事も楽しくなければ続けられません。そして、大谷選手が言うように、まだまだやること(=のびしろ)があるのは幸せなこと。だから、英語学習はどこまでも楽しいのです!
As long as you have room for growth, you can keep having fun on your English learning journey. (あなたにのびしろがある限り、英語学習の旅は楽しいものであり続ける)
See you!